6月のレコーディングを以って私の”作編曲家””演奏家”としての仕事は完了し、今は”プロデューサー”としてエンジニアの浜田さん、映像のヤマワキさんとそれぞれデータでのやり取りをしている。
水面下での地道な作業だが、作品の質感に大きく関わる非常に重要な工程だ。
言うまでもなくプロの仕事は素晴らしい。作業のスピード感、明確さ、細やかさ、アイデアなどなど、随所において脱帽しきりである。
このコロナ禍で演奏、録音、映像と(素人なりに)全部自分一人でつくる愉しみも覚えたけど、人の力を拝借しながらのものづくりは段違いに楽しい。そして、心底ありがたい。ディレクションのために幾度となく録音した音源を聴いているが、その度(みんな、本当にありがとう…!!!)という感謝の念が込み上げる。リハ1回でよくぞここまで!というクオリティで演奏して下さったミュージシャンの皆さま、私の妄想を叶えようと根気強く作業してくださるエンジニア・カメラマンの皆さま方に何度でも御礼を言いたい。
そして作品づくりにおいてこれまた欠かせないデザインや英語翻訳も信頼する方々に協力を仰ぎ、心強いことこの上ない。
完成がめちゃくちゃ楽しみ!な一方、自主制作ははじめてなので抜けがないか(プレスにあたって、例えば誤字脱字とかのエトセトラ)心配な気持ちもあり常にミゾミゾしている。
でも、つまるところこのミゾミゾも幸せな気持ちの一端なのである。