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オリジナルアルバム制作記⑦

2日間のレコーディングが無事終了!

ホールでやりたかったことが全部できた!

それもこれも尽力して下さったミュージシャン、録音・映像・楽器スタッフ、陰で支えてくれた家族、会場と機材を提供して下さった三鷹芸術文化センターの方々、初期段階から相談に乗って下さった方々、皆々様のおかげです。心より御礼申し上げます。

まずはひとつ大イベントを終え、ほっとしました。

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レコーディングは大きなトラブルなく、前もって組んだタイムテーブルをなぞる形で順調に進行していった。一曲一曲が短いとはいえ、曲数は全16曲。セッティングやバラシの時間も考慮すると中々にタイトなスケジュールだったが、事前リハーサルをしたことで自分の中で(この曲でこだわってもあの曲でおそらくスピーディに進められるだろうから今時間使っても大丈夫だな)とわりと冷静に対処できたのが良かった。心配していた体力・集中力面もアシスタントの石川くんが先回りして細やかにカバーしてくれたので、2日間心身ともに元気にやり切ることができた。

演奏は基本的にクリックなしの一発録り(一部人数の都合や演出効果を狙ってのダビングもあり)で奏者の皆さんには負担が大きかったと思うが、私のディレクション(という名の妄想)を丁寧に汲み取って即座にレスポンスしてくれたり、場面場面でアイディアを提供してくれたり、曲へのこだわりを音で語ってくれたり、と本当に素晴らしい演奏の数々だった。プレイのかっこ良さにシビれ、自分の曲が目の前で昇華していく様に幸せを噛み締めた。

ホールの特性を見ながら演奏位置を工夫したり、マイキングをあれこれ試してもらったり、靴を脱いで練り歩きながら演奏したり、と色んな実験が出来たのも楽しかった。

今回映像も制作するので録音と併行して撮影も進めていった。映像のヤマワキ監督が私の楽器量と張るくらいたくさんの機材を持ち込んで撮影して下さり、私自身どんな映像になるかまだ想像が追いついていないのだが、完成がとても楽しみだ。

私の妄想に端を発した企画で心配事も多々あったが、皆が楽しんで参加して下さっているのが伝わってきて、それが何より嬉しかった。途中ふと(これは本当に現実の時間なのだろうか…)と夢見心地になった。段々と楽器も人も撤収してステージ上がスッキリしてきて、最後は終わってしまうのがちょっぴり寂しかった。こんな気持ちを経験できるなんて、思い切って企画を立ち上げて本当に良かった。

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とはいえ、これからミックス、映像編集、マスタリング、ジャケットデザインなど、まだまだ完成までの道のりは長い。

関係者の皆さま、引き続き宜しくお願い致します!

ミュージシャン集合写真

メンバー(敬称略):

窪田 恵美(Flute etc.)

東 紗衣(Clarinet etc.)

中村 大史(Accordion,Guitar,Mandolin,Ukulele,Toy piano,Musical saw etc.)

木村 将之(Bass)

上原 なな江(Percussions,Toy piano)

石川 勇人(Percussions)

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