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COME FROM AWAY の記録

ーミュージカル「COME FROM AWAY」日本初演(2024年)のいちミュージシャンの視点による覚え書き

今回私はBodhranをメインにUgly stick,Djembe,Udu,Shakerといったpercussionを担当

普段ミュージカルでは多種多様な楽器をぐるりと配置して演奏することが多いので(setups参照)、本作は自分史上最もコンパクトなセッティングだった

Bodhranはドイツ産のMy own special 2

ストラップは国内には既製品が無く、海外サイトを参考にしながら自作した。CFAでは劇中とエンディングにバンドメンバーも表へ出て俳優たちと絡みながら演奏するので、立奏用のストラップは必須。それ自体の安定性は低いものの腰骨にのせて脇と左手でうまくホールドすれば必要十分。何より楽器に穴を開ける加工をせずに済んだのは大きかった

Ugly stickはこちらのサイトを参考に演出部さんが私の体格に合わせて作ってくれた。ジングルには瓶ビールの王冠が使われている。稽古から約4ヶ月間叩き続けたので柄は打痕だらけ。折れずによく耐えてくれた

立派なケースも!

私は立ち稽古初日からの参加だったので、4ヶ月間どっぷりCFAと向き合った。緻密に練られた構成、シンプルを極めた舞台装置、そしてBodhranのソロから始まり最後はバンド演奏で締めくくるというミュージシャン冥利に尽きる演出。そのどれもが自分にとって新しく刺激的で、思い出深い経験となった

初日 日生劇場の舞台から見た情景は心に深く刻まれた

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