舞台「十二夜」の音楽制作の記録その①
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拙作『Ocean portraits』がきっかけとなり演出家の森新太郎氏より制作スタッフを通してオファーを頂く。2023年夏のめぐろパーシモンホールでのコンサートの時から森さんの脳内では「十二夜」と私の音楽が結びついていたそうで、嬉しいことこの上ない。
昨年たまたまロンドンのシェイクスピアズグローブで「間違いの喜劇」を観劇していたことも背中を押してくれた。不思議なご縁に胸が高鳴る。
スケジュールの都合で私の出演は叶わず、演奏は信頼を寄せるミュージシャン達に委ね自分は作り手の仕事に専念することに決めた。
最初の打ち合わせで森さんの音楽イメージと私の希望を擦り合わせ、クラリネット・撥弦楽器・パーカッションの3名編成に決定。とはいえこの限られた人数では専門楽器に加えマルチな持ち替えは必須。
(主にスケジュール面で)ミュージシャンのブッキングに少々頭を悩ませたものの、柔軟な対応力をもつ3名が快く引き受けて下さり安堵。後日ミュージシャンそれぞれと電話で打ち合わせをし、今ある私のイメージやプランを共有。テキストのやり取りではいまいち伝えきれずぼんやりしていた輪郭が浮き彫りになった。少し、本当に少しだが確かな一歩を踏み出した。
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当面の私の課題は、
・シェイクスピアについて探究すること
・音楽、楽器への理解を深めること
・多角的なインプット
これらを開幕までの大目標に掲げ、スコアを読んだり色んな舞台や映画を観たりといった下準備を始めた。おかげさまで参考に出来そうな過去資料は膨大にあるので時間との闘いと情報の取捨選択が肝になりそうだ。
あと個人的な裏テーマとしては続『Ocean portraits』であり脱『Ocean portraits』とも言えるかもしれない。
何れにせよ私にとって大きな挑戦であることは間違いなく、わくわくドキドキしている。
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つづく